日々紬

なんでもない日常を物語に。

【インタビューVol.4】いま子さん、あなたの書く理由を教えてください。

こんばんは、紬です。

 

今回も書き手さんのインタビューをお届けします。

 なんと……、四人目!

 

ふとした思いつきで始まったにもかかわらず、みなさん丁寧に答えていただけて日々感激しております。

いつも本当に、本当にありがとうございます。

 

第四弾、いま子さん。

Twitterで小説を発表されています。

140字で深い世界観を描き切っていて、読むたびに別世界に誘ってくれます。補足ですが、おしゃれなアイコンも大好きな書き手さんです。(笑)

 

今回もぶしつけなお願いにも関わらず、丁寧にインタビューに答えてくださいました。

どうぞお読みください。

 

*創作を始めたきっかけはなんですか?

 私は丁度一年くらい前に、小説を書く事を始めました。しかし、何本か書きましたが一つとして書ききる事は出来ませんでした。キャラクター、背景、ストーリーが頭の中で動いているのに、どうにも言葉で表現仕切れない。そんなもどかしさを抱いていました。
 そんな時に見つけたのが#140字小説です。
 私の頭の中を広げるのではなく、140字に収縮する事で初めて書ききる事が出来て、とても嬉しく思いました。
 後々は、長いお話を書く事に再挑戦したいと思っています。

 

*創作するうえで心がけていることはなんですか?

‐いま子さんの140文字で深い世界観を描ききる文章に憧れています。なにか物語のテーマや言葉選びなど、意識していることがあれば教えてほしいです)(紬) 

 恐縮です……。ありがとうございます!
 紬さんが仰ってくれた様に、世界観を描ききるというのはまさに心がけている点です。私の世界を文字に圧縮して、読み手がその文字を展開することで追体験が出来るような文を書きたいと思っています。
 読者によって私の世界の見え方が違うかもしれませんが、それもまた一興ですね。

 また、読者が分かっているていで書いてしまい、説明不足で意味不明な文になる。という事にならないよう気をつけています。
 具体的には、投稿する前に一度自分の小説から目を離して、他の方の投稿を見たり、本棚の小説をパラパラと見て先入観をリセットします。
 その後にもう一度自分の小説を読むと、客観的に見ることが出来て、伝わっていない部分を修正出来たりするんですよね。
 まぁ、それでも自分の小説を見返すと直したい点がいくつも見つかるのですが(笑)

 

*どんなときに「楽しい」「書いてて良かった」または「つらい」「もう書くのやめたい」と思いますか? 

「楽しい・書いててよかった」と思うときは自分の世界を言葉で表現出来た時ですね。
これだよこれ!と、一人で悦に浸ります。
 それとやっぱり、小説に対して反応があると舞い上がります。ど素人の小説を読んで頂いた上に反応もして下さるとか何なの……? 神様……?

「つらい・もう書くのやめたい」と思ったことは、今の所無いですね。
 ただ、私は普通の社会人なので、平日は仕事が終わってから小説を書くのですが、全然思いつかない時は本当に思いつかなくて。何とか捻り出して完成したのが夜の9時とか。
 そこから晩ごはん作らなきゃってなる時は正直しんどいですね(笑)

 

*書くのをやめたくなったことがある場合、どんなふうに気持ちを立て直しますか?

 書くのをやめたくなったことも無いですね。創作意欲が尽きることも無いです。
 気持ちを立て直すというか、気持ちを維持し続けるという点で言えば、常に物語に触れ続けるという事かなと思います。
 私は小説以外にも、漫画、アニメ、映画といった物を毎日取り込むようにしています。
きっとそれらが私の世界を広げてくれるおかげで、今日も言葉を紡げるのだと思います。

 

*ずばり、この一作には自信がある/我ながら好きという自作を教えてください。

 個人的に好きな作品は「悔悟の味」です。
 幼子の成長の1ページを描けて、一人でニマニマしました。

 

*最近のおすすめ作品を教えてください(小説から映画まで、なんでもOK)

 先日、ずっと気になっていた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」というアニメを視聴しました。
 数々の登場人物を通して、主人公であるヴァイオレットが成長していく姿に涙が止まりませんでした。
 未視聴の方は一度視聴される事をオススメします!

 

<ご回答、ありがとうございました!>

 

*僭越ながらの紬メモ

・わたしも長い話を書くのがうまくないので「140文字なら書ききることができる」という視点を持たれていて、深く共感しました。わたしもいずれは長いのを書いてみたい。

・「書いたあと、投稿する前にいちどリセットする」、試みていることが同じでうれしくなりました。笑

いちど客観視できるので、よく試しています。

・わたしも普通の社会人組なので、苦労に涙くんでしまいました……!

・やはり書き続けるには物語に触れ続けることも大事なんですね! 改めて実感。

・「悔悟の味」、すてきです……。うっとり。夏の情景が一瞬で目に浮かんできました。

・「ヴァイオレットエヴァーガーデン」、わたしも大好きです。映画たのしみですよね!